先週1/18(日)にUX KYOTO ユーザー評価(実査)を開催しました。
今回はユーザー評価 3回シリーズの2回目で、ユーザー評価の実査編です 。
「ECサイトのユーザビリティ」をテーマに、前回はユーザー評価に向けたタスク設計・ そのタスクのパイロットテストを行い、今回はそのタスクを使ってユーザー評価の実査に入ります。
モデレータと記録者を決めて早速開始していきます。
ユーザーテストの各ステップはこんな感じです。
1被験者に何かを声に出して読んでもらう
2被験者にタスクを声に出しながらその通りにこなしてもらう(記録スタート)
3テスト終了
4これを4名分繰り返す
1被験者に何かを声に出して読んでもらう
来月プロトコルデータを書き出すために録画録音するので、きちんと声が滑舌よく出ている必要があるため。
ここでインタラクションシナリオを読んでしまわないように注意!
先に全部読んでしまうと、観察者が思った道筋で作業をしてもらえなくなるそうです。
2記録スタート
被験者は前回作ったペルソナになりきって、「○○のカテゴリはどこだろう」など、思っていることを口に出しながらタスクをこなしています。(思考発話法)それらの発言がキーとなって問題点が発見されます。
そして観察者は観察シートに被験者の行動・発話とシステムの動きを記入していきます。
↑こんな風に、インタラクションシナリオに直接観察したことを書いていくと分かりやすいそうです。
3テスト終了
終わったら感想をインタビューしていきます。 振り返りながら感想、詳細を聞き出します。
4これを4名分繰り返す
メンバー(エキスパートユーザー)1名・外部(ノービスユーザー)3名。
観察が終わったら、模造紙にステップを構造化して問題点を発見するためにブレストしていきます。
ステップを構造化するというのは、
こういう感じにステップを大きくジャンル分けして見出しをつけることです。
こうやって分けておくことで、どのステップにエラーが起こったかが分かるようになります。
たくさんの問題点が発見できました。だけどこの時点では、問題の洗い出ししかできないそうです。たくさん問題点が密集しているからここは重要なはずだ!と思っても、実はそれらの重要度はそんなに高くなかったり。
なのでどの問題が重要かを「大」「中」「小」とメモして分けておきます。
各チームプレゼン・講評です。
今回得られたプロトコルデータを基に、次回2月15日(日)はNE比分析を行い数値で見ていきます。
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今回は成安造形大学の荒井菜那がレポートブログを担当させていただきました。
毎回学生スタッフとして参加させていただいております。個人で書いているブログにもう少し詳細なレポートをあげていますのでご覧ください。